E 020 110 000 4
H 000 000 200 2
勝:田中(2勝1敗0S) 負:和田(3勝1敗0S)
S:福盛(1勝0敗5S)
和田連勝止めた 山崎に2被弾 今季初黒星
2007年5月3日(木) 10時50分 西日本スポーツ
タカの進撃が「9」で止まった。背筋を痛めていた和田毅投手(26)が17日ぶりの復帰マウンドに上がったが、山崎武の2打席連続アーチなど7回7安打4失点で降板。打線も3度目の対決となるマー君に抑え込まれ、ブキャナンが7回に6号2ランを浴びせるのが精いっぱいだった。4月20日の日本ハム戦から始まった連勝は、2ケタを目前にストップ。首位を陥落した。
連勝ストップの責任を痛感していた。口を一文字に引き絞り、和田が試合後の緊急ミーティングに消えた。先月15日のオリックス戦以来、17日ぶりの先発マウンド。背部炎症から戦列復帰した左腕が、21年目のベテラン山崎武に粉砕された。
和田「申し訳ない気持ちでいっぱいです。次戦の課題? 打たれるには何かがあるし、それが配球かフォームなのか、精神面なのか…。いろいろあるでしょうが、何かが足りないから、打たれると思う。今日は帰ってビデオを見ます」
2回無死一塁。外角の139キロ直球を強引に左翼席中段に運ばれた。特大の10号2ランで先制を許し、4回は外角スライダーをまたも左翼席へ運ばれるリーグ単独トップの11号ソロを献上。通算35打数2安打、18三振と抑えていたカモに、手痛い3打点を稼がれた。
「和田は調子に乗る前にガツンとやられた。久しぶりだし、本人も期するものがあっただろうが…」。初回は3三振と順調に発進。故障明けを感じさせない直球のキレが際立っていただけに、王監督も無念さを隠せなかった。
痛めた当日は「痛みで眠れなかった」と振り返る背部炎症を克服してのマウンド。「体調は百パーセントじゃないけど、いいです。実戦の感覚も大きなズレはなかったと思うんですが…」。唯一の不安は実戦のブランクだったが、5回には足も絡められて1失点。田中を楽にさせてしまった。
和田が山崎武に被弾したのは、新人だった03年6月18日以来。チームも前カードまで13打数1安打と封じていたが、王監督は「多村や城島と同様に、変化球に一度止まって対応できる珍しいタイプ」と厳重警戒。前日1日には「眠り続けてほしい」と漏らしたが、4回のソロ弾はまさに指摘通りの一発だった。
7回7安打4失点で今季初黒星。「僕が(05年の)15連勝を止めたんです。今回はそうならないようにしないと」。2年前の巡り合わせを口にしていたが、10連勝を夢見たファンの目前で、またも“連勝ストッパー”となった。試合後は午後10時半までロッカー室で悔しさをかみしめた。
試合後の緊急ミーティング。「気分を切り替えようと話した? そりゃそうさ。9連戦は残り4戦あるから、また頑張りましょう」。首位は陥落したが、勝負は7月からの後半戦。王監督のVプランに前半戦の混戦は織り込み済みだ。たった一つの黒星で、順調な足取りが乱れることはない。 (相島聡司)
=2007/05/03付 西日本スポーツ=
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